Quantcast
Channel: くまさん(64才)の家作り。七十一歳になりました。(二月十六日)
Browsing latest articles
Browse All 293 View Live

6月3日

花殻をむしるくびすじ青時雨日も曜も忘れ草取る朝まだき...

View Article



6月13日

磨かれし石の腰掛け青葉風ゆすら梅ショートカットの中学生 夏祭アンパンマンの面被り灯ひとつの暗き御堂や梅雨最中クラウンの窓よりぬっとサングラス鉢巻きの子は肩車夏祭夏祭額の面はどらえもん夏草を一気に刈るや風の道

View Article

6月17日

無為無策不意に飛び立つ黒揚羽一鉢の蛍袋や茶屋の露地玄関に泥の足跡夏椿この道や行く人ひとり夏の暮古里や農面免道路田植え時落しある飴より始まる蟻の道磨かれし石の腰掛け青葉風ゆすら梅ショートカットの中学生夏祭アンパンマンの面被り灯ひとつの暗き御堂や梅雨最中クラウンの窓よりぬっとサングラス鉢巻きの子は肩車夏祭夏祭額の面はどらえもん早苗田を一気に刈るや風の道天と地と水が育てる早苗かな瑞々し初収穫の胡瓜食む胡瓜...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

七夕さま

くまさんの奥さんが七夕飾りを幼子の産毛立つ頬笹飾り仮名文字も少し大人び星迎へ凸凹で跳ねる園児や星祭七夕や庭に飛び込む竹とんぼくまさん

View Article

7がつ10日

浜に出て素足に風をまとひけり声たてぬ鳥に揺れをり夏椿海開風に千切るる祝詞かな海開待つ子ら沖で立ち泳ぎ折り返すバスの待合雲の峰雲の峰海はいつでも境界線なにもかもそのままにして昼寝かな

View Article


7月17日

雨音に和したるピアノ蔵涼しつりしのぶ昼も小暗き漁師町着物干す二階の窓や釣忍梅雨晴れ間初熊蝉の声遠く雨垂れのまだ降り止まず夏遠し梅雨しずかピアノに耳を澄ませれば蔵涼しピアノに風の和らげる鰊蔵奥の小さきかき氷遅れ来るバス待つ子らや雲の峰腕白きショートカットや夏帽子前傾の空のやんまを風が追ふ  

View Article

7月18日句会 出句

満たされて満ちてをりたる蓮の花淀みなく高き低きに蓮の花    (由加蓮台寺) ベランダは海へと向きて夏燕浜へ出る道はひとすぢ夏燕真紅なるロングドレスで白日傘つりしのぶ昼も小暗き漁師町梔子のかをりに開く楽譜かな   (下津井昔回船問屋)

View Article

8月5日

青田波当駅五分通過待ち  ふるさとの短夜刻む古時計炎天の街を生きてる街の川晩夏光ソフトボールの土ぼこり腕まくる浴衣の狙ふ射的かな帰省の子日付大きなカレンダー欠席の人幾人や仏桑花夕暮の眠り始めた目高の子

View Article


8月23日

鉦叩き大きな闇を響かせて虫の音や扉ひとつに鍵ふたつ夏の野へ駆け出す少女今無敵それぞれに気の向くままに吾亦紅何時までも家に入らぬ子吾亦紅父母の墓に経唱ふ法師蝉虫の音の届くところに灯のひとつ鉦叩き大きな闇を響かせて打ち水や風の匂ひのふと変はるふと変わる風の匂ひや門火焚く汗しとどこっぷの水の美味し午後閂を押し分けてくる虫時雨送り火の消へて暫しは門に佇つ閂を開けて早めの門火かな明るさの残る庭にて門火焚く

View Article


8月30日

蜻蛉のやんちゃな翅を掴みけり瀬戸内の海へ旗振るかき氷浜に出て素足に風をまとひけり声たてぬ鳥に揺れをり夏椿海開風に千切るる祝詞かな海開待つ子ら沖で立ち泳ぎ折り返すバスの待合雲の峰なにもかもそのままにして昼寝かな三角の窓はみ出る大入道殺虫剤並ぶストアや夏帽子渦のまま灰を残せし蚊遣香遡上する魚の影や涼新た朝顔の花海よりも碧く咲き  再婚は半信半疑や半夏生・夏祭アンパンマンの面被り

View Article
Browsing latest articles
Browse All 293 View Live




Latest Images